FXのキャリートレード

FXをしている人の中には、キャリートレードで利益を出す人もいます。キャリートレードとは、金利が低い通貨を借りて、それを売った時の利益で金利の高い通貨に投資して資産を増やすことです。借りる時に選んだ通貨が円ならば、円キャリートレードと呼びます。キャリートレードが盛んになったのは、1990年代です。

金利が低くで安定でありながらも流動性が見込める通貨を借りるのが好まれるので、1990年代は円キャリートレードが人気でした。借りるので利子が付きますが、金利が低いので利子を返しても黒字になりやすいです。アメリカの景気が良好でドル高円安だった時は、円を借りてドルに投資することが最も利益を生みやすい方法でした。しかし1998年に大手ヘッジファンドが破産したことをきっかけに、キャリートレードが変化します。

金融商品の値下がりが起こったことで、ドル安円高になって多くのヘッジファンドが損をしました。2003年~2004年にはドルの金利が低かったので、ドルキャリートレードが人気を集めます。ドルを売ってイギリスやオーストラリア、ドイツの債券や株が買われました。2007年にサブプライムローン問題が起きて、様々な国の金利が下がったことで、キャリートレードをするFXトレーダーは減りました。

最近は円安傾向が続くので、金利の高いオーストラリアドルを買う動きが見られます。反対に円高になれば、円を買い戻すFXトレーダーが増えます。

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