FXには外貨の金利を利用した取引手段がある

近年のFXは投機として利用できるデイトレードのような取引が主流になっていますが、毎日取引をする時間が取れない人に取ってはこのような取引はできません。そこで、デイトレードのような投機的な取引ではなく長期的な取引で利益を向上させる投資としてのFXの手段も用意されています。そのための手段は、一般的にスワップ取引と呼ばれているのです。では、FXにおけるスワップ取引というのはどのような仕組みで行われるのでしょうか。

スワップというのは、簡潔に述べるとそれぞれの通貨に存在する金利の差を利用して取引をする手段のことを指します。そもそも、日本円という通貨にはものすごく小さな金利しかついていません。これは、日本全体の金利の低さにつながっているのでしっかりと覚えておく必要があります。例えば、日本国の銀行を利用して普通預金の口座を作ってそこにお金を預けたとします。

本来、預金口座というのは銀行は提供する金融商品であるため、お金を預けることによって金利という付加価値が生じることになるのです。ところが、日本は金利が低位で推移している国家なので銀行にお金を預けたとしてもその成果を実感することができません。体感できるほどの金利を最初から貰うことが出来ないのですから国内の銀行でお金を預ける意味が無いのです。この点、FXの場合には通貨の売買をすることによって外貨の金利で取引をすることが出来るようになりますので、この金利によって非常に大きな利益を得ることができるようになるのです。