退職金でFX取引をする場合の注意点

高齢化社会が進展する中、会社を定年退職して第2の人生を有意義に過ごすためにはそれなりの資金が必要になります。ましてや平均寿命が80歳前後となり、定年退職してもまだまだ仕事をしたいというのがほとんどの方の本音でしょう。このような条件の方々にとっては、株式投資やFX投資というのは非常に魅力的に見えてしまいます。もちろん、投資してお金も稼げますし、何といっても投資というのはギャンブルにも似ていて非常に面白いのです。

しかしながら、FX取引の場合ですと、まずこの事実を理解しておく必要があります。FX取引の場合には、一般的にFX業者の収益源になる手数料が無料で、スプレッドと呼ばれる売買の価格差も非常に狭くなっており、ここからの収入は微々たるものです。それではどこで利益を上げているのかというと、DD方式という注文執行方式に鍵があります。つまり、これは相対取引といって、顧客の注文を直接インターバンクなどに取り次ぐのではなく、自己で注文を受けているのです。

従って、顧客の利益が業者の損失、顧客の損失は業者の利益となるのです。顧客の90%以上が損失を出していると言われるFXの世界では、業者はこの法則を利用すれば、手数料もスプレッドによる利益も必要ないわけです。一攫千金という魅力の裏側には、このような事実があります。退職金を証拠金として、金額に応じた取引をすればあっという間に全額失うことになります。

まず、いきなり取引をするのではなく、この取引のことをよく理解して小さな金額で何度も何度も練習をする必要があります。相当な授業料が必要になるはずですから、1か月に出してもよい損失額などを決めておくことも大切です。

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